《MUMEI》 ジェルバ冴木が、働きかけて 外務省の人事が変わったんだってさ 浜崎の部隊も、取り敢えず大事にはならなかったってよ 冴木のオフィスで聞いたんだ 行きたくなかったけどさ、 エヴァから贈り物が届いてるって言うからさ、 送られてきた物がなにかは見せてくれなかったよ けど、何かの機械を俺の手足に繋いで、なんかしてやがった クソっ、酒井さんもムカついたな 裸で寝てるとこに入って来てよ、 見やがった、 しかも、笑いやがった 包茎かぁ、勃起すれば出るけどさ、 コンプレックスを笑いやがって もう、呼ばれても絶対行かねー! くっ、グリップしねーや! ブルーメタリックのフェラーリがコーナーで真横を向いてた 逆にハンドルを切り、立て直そうとアクセルを細かく調整した 道路が凍ってるんだ 真夜中の箱根の峠道 なんとか立て直し、また、アクセルを踏み込んだんだ エンジンが吠えてる、 そして、また、直ぐにコーナーが迫ってくる 車をは知らせてても、楽しくない 前は、楽しかったのになぁ 冬休みか、 自衛隊の施設での勉強もねーし、暇だなぁ 友達も居ないしさ 家に居ると、優子さんが襲ってくるし、 したくないわけじゃないよ、 けどさ、 はぁっ、何なんだろう、 つまんねーや、なにもかもが コンビニでタバコを買ったんだよね 春馬さんと同じ銘柄の奴をさ 未成年でしょって、顔をしてたけど、 目の前に停めたフェラーリを見て、何も言わなかったなぁ 普通なら車の運転出来ない年齢なんだよね タバコかぁ、 美味しいとは思わないけど、なんか、落ち着くなぁ 夜中なのに携帯電話が鳴ったんだ 掛けてくる人なんて決まってる 何人も居ないからね 酒井さんからだ、珍しいなぁ はい、 笑ってごめんね 何の用?、夜中だよ どこにいるの? 知ってるでしょ?GPSで うん、頼みたいことがあるの 嫌だよ そう、じゃぁ自分達でやるわ、 変なテンションだったから、気になっちゃって 何があったの? って、聞いたゃったんだよね ジェルバが来たの、横須賀から上陸するわ なんだって?! サヤナラ、言わないね、また会おうね、 じゃぁね 電話が切られたんだ、 かけ直しても出ないんだ! 冴木に、電話した、出ない くそっ! フェラーリの、エンジンを掛けた、 走りながら春馬さんに電話したんだ すぐに出たよ 翔太か? うん、夜中にごめん 眞由美を、保護した、 ジェルバの、狙いは浜崎だ 冴木と、連絡取れないんだ 横須賀に向かう、詳細調べて教えて 危険だ! 丸腰だろが?! 鞄持ってねーけどさ、何とかするよ あ、ごめん、着信なんだ、後で教えてね 翔太?! 電話を切り替えたんだ、知らない番号からだった クソったれがぁ! 電話は、外務省のメガネ野郎からだったんだ 外務省の特権で、また、封鎖空間を作ったそうだよ 同じ事をアメリカでもしてるってさ 取引したんだ アメリカ国内で、日本の部隊が動く代わりに 日本でも、と、 春馬さんから電話が来た、 冴木が、倒れた?! 交通事故? そんなわけねー!、仕組まれてるんだ! コード番号を聞いたんだ そして、電話を切り、モードを変えた ここだな、封鎖される場所は、 作戦項目に、俺のためだ名前がなかったな、 綾波が出張ってるのか? ネオバトルスーツ? 着用、なんだ、これ、 警察官が封鎖してたけど、突破したんだ バリケードを、跳ね飛ばしたから、ボンネットが曲がってた タイヤもバーストしたのかな それでもアクセルを踏み続けてた 発泡されたよ、警察官に サイドミラーが飛び散ってたな 火花が飛んでる ホイールが地面と、こすってるんだ ここか、 銃撃戦を、してた、 その中にフェラーリを、突進させたんだ 俺は飛び降りたけどね 、 前へ |次へ |
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