《MUMEI》

優子さんと一緒に帰宅したんだ

お帰り

た、ただいま……

眞由美に、出迎えられたんだ
家にいるなんて聞いて無かったよ

ぐわしっ

うわぁっ

翔太ぁ、このこの、やっと帰ってきたなぁ

春馬さん、うわっ

思いっきり抱きしめられて、頬をすりすりされたんだ

綾波さんも居た

そっかぁ、だからハンバーガー5個買ったのかぁ

綾波さん、腕を吊るしてた

あ、まだ、くっつかないのよ、でもだいぶ良いのよ

そう………もっと早く言ってれば

ねぇ、敬語使わなくてもいい?

え?、あ、うん、必要ないよ敬語なんて、

翔太、ありがとう、助けに来てくれて

べつに、

もっと早く来て欲しかったわ、
やらしいことされる前にね、

あ、………ごめ……

入れられてないからマシよね、

私は滅茶苦茶に犯されたもの

優子さん、全部翔太が解決してくれたわ

うん、そうね、春馬がアンプル飲むのも不安だったし、

そうね、ナチュラロイドとしてはプロトタイプだものね

まぁな、けど、わりと気に入ってるんだぜ、

普通に話してる、そんなことを

問題は翔太だな

そうね

え?、俺、ほら、便利な体だからさ、もう治ってるし

体じゃないわよ、心よ、ハートよ

そう言った、優子さん
嫌な話になりそうだったから話題を変えたくて

ねぇ、ナチュラロイドとネオロイドって何が違うの?

綾波さんに聞いたんだよね
そしたら

ナチュラロイドは、普通に生まれてきた人を改造し、作り上げてくものなの、
ネオロイドは、生まれる前から……

眞由美が、答えたんだよね

そっかぁ、オリジナルってなに?

ネオロイドのことだと思ってたけど、
違うみたいね、
文献が無いの、探さなきゃ

そう………

……………翔太、それで会話終わりなの?

え?

パッシィーン

ひっぱたくわよ、ほんとにぃ!、
眞由美がなんで来てると思ってるの?

優子さん、もう、叩いてるじゃん

あっ、ごめ……そうじゃなくて、
もう、鈍いの?、翔太

優子さん、良いんです、
元気な姿を見に来ただけですから

ダメー!、帰さないわよ、
綾波さん、いいわね!

構いません、差し上げた女ですから

あ、そうよね、奪い返したのよね

強引ですけど、見てられなくて

ほんとよ、あんなに、素早く動けて、
めっちゃくちゃ強いのに、
だらしないわ、好きなら奪いなさいよ!

眞由美様、御自分に正直になられては?
もう、浜崎の為に
ご自身を犠牲にされることはないのです

そうだな、あれだけゴタついてたのにひとつになってる、
翔太の力だな

そうですね、圧倒的すぎますから
カリスマ的な存在ですもの

翔太、暴力で解決できることもあるんだぜ、

何が言いたいかわかるけどさ、

ほっとけねーんだ

それも、わかるけど

けど、なんなんだよ?
ヤラレタ女は愛せないとでも言うのか?

春馬さんが言ったんだよね



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