《MUMEI》 眞由美を責めてたの? 眞由美から聞いた事だけど、嘘なんか言わないと思うの そっかぁ、記憶ないけど、俺の本音なのかもね 犯して構わないと言ったそうよ、 それで、貴方の気が済むなら好きにしてって そしたら、死ねよって、首に手を…… そうなの?! エヴァ博士と、私がその場に行ったとき、 確かに首に手を掛けてましたけど、 眞由美様にお怪我は有りませんでした そう、 俺、よく暴走しなかったなぁ 皆殺しにしそうだったのになぁ ヒューズになってるんじゃねーのか? 眞由美がよ ヒューズ? お前の安全装置だと思ったんだよ、 眞由美の、前では暴走しない、 前も、そうだったろ? なるほどね、 で、なんで俺、殴られなきゃならないの? 殴ったのは……悪かった、 けど、沸くらないお前に腹が立ったんだよ もし、俺の子供が産まれたらどうなると思う? ?……… 誰が守るんだい? 軍隊と戦うことになるかもしれないし、 凄い悪魔が生まれるかもしれないんだよ、 子供?、そこまで考えてたのか? 未来は無いんだ、死ななきゃならないんだよ、俺はさ、 なにひとつ残したらダメなんだ、肉片ひとつね、 幸せに出来ねーだろ? 翔太?! それに、眞由美を、責めたっての、わかるよ そういう気持ちも確かに有るんだ、 納得できない気持ちが、俺の中にね 眞由美を好きだよ、きっと、誰よりも、 だから、このままでいたいんだ 翔太、それは…… 春馬さん、俺、人を殺しすぎだよ、 平和な世の中で、生きていけないんだ、 お願いだから、もう、そっとしといてよ ………嫌だ、 んだよ、それ、 前を見続ければ、きっと、なにかが変わってくるはずだ! ……ごめん、俺、希望が持てないんだ、 どうして、そうなっちまったんだ? どうしてって、たぶん、人間から生まれたんだろうけどさ、 俺は人類じゃないと思ってるから 悲しいこというなよ うん、でも、現実だよね 自分が何か確かめる、それから答えを決めるよ、 それまで、待たすの? 優子さん、だから、俺は…… それで、いいの? ………眞由美、好きでもない相手と寝ないと思うんだ 俺が居なくなればまた、違うさ そう、答えが出てたのね 静かに優子さんが言ったんだ 、 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |