《MUMEI》 タバコが燃え尽きてた 慌てて灰皿で消したんだ ア、アイツを、好きじゃなかったの? それも、聞かれたわ どうして好きでもない男とやるの? そう言ったよ あの時は、一番よい方法だと思ったの、 軽い女と思ってるよね? そんなこと、ただ、わからないだけだよ どうして、知ってくれないの? 言い訳するなって、言ったわ! あ、そうなんだ、俺、そんなことを 本当に、何も覚えてないの? うん………まったく、覚えてないんだ ………信じたい、あの時の言葉を なんて言ったの?、俺 何日も、一緒いたんだよ 私の膝枕で眠ってた、 目を覚ますと私を責める それでも、一緒に居れて、私は幸せだったわ 幸せ? うん、幸せだった あのまま、死にたかったな 楽になれるかな?死んだら わかんない 絶望しか、ないよ、俺…… ………邪魔じゃなきゃ、一緒に死んであげるよ ………手、握ってていい? ………うん、いいよ シートを倒したんだ、 眞由美の手を握ったまま、目を閉じたんだ 色んな事が、頭の中をかけ巡ってた そのまま、朝を迎えたんだ 死ぬことも、眠ることもできないまま 、 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |