《MUMEI》

「質問いいですか〜?」

昼休み、教室でランチタイム。

「何」

「ご主人様って好きな人いるんですかー?」

「はぁ?」

「だから好きな人いるのかなーって」

「おかしくなったかこの万年発情期。」

「ヒドッこれでも大真面目〜」

「いる……」

「えっ!?」

本当に!?

「……と言ったらどうする気だった?」

「意地悪」

「いつも通りだ。」

「大好き〜」

えーいっ抱きついちゃえ!
どうせパンチ喰らうのがオチ……

ぎゅうっ

「????」

あれ、顔痛くない!?
それにこの感覚……

「ご主人様?熱あるんじゃないですか?」

ご主人様の顔を見上げると不思議そうな顔された。

「熱など無いが?」

「〜っ!!」

* * * * *
「っていう夢見たんですー♪」

「知るか、万年発情期。」

「酷いです〜」

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