《MUMEI》
コンビニの店長
『直樹)……キミが純夏さん?
もう少し待っててね』

純夏を見て薄く笑う直樹は
持っている紙をもう一人の従業員に渡してなにやら説明をした後
純夏の手を引いて裏の事務所に向かい歩く

『直樹)此処に座って待ってて』

直樹は事務所の椅子に純夏を座らせ
事務所から出て行く

『純夏)何なんだろう、、、』

いきなりのことに理解不能な純夏はポカーンとしながらも
事務所の中を見渡した

そして、見つけたのは

田内直樹
●月▲日より店長に昇格致します

という賞状だった


『純夏)(あの人、店長なんだ…)』

純夏は賞状を見ては少しだけ頬を緩ませた

そんなとき、事務所の扉が開くため純夏は振り返る
そこには仕事着を脱ぎ着替えを済ませた直樹が立っていた

『直樹)お待たせ、行こうか』

直樹は純夏の手を握るとその手を引き
従業員に挨拶をしてから店を後にする

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫