《MUMEI》
始まりの狂気
「何でっ、何でっ!」
女は料理を握り潰した。
手がやけどした気がしたけれど、そんなの気にしていられない。
昨日までは自分の聖地(博司の膝の上)だったが、今じゃ厚化粧の女が居座っていた。
女が自慢出来るのは、容姿と料理だけだった。
「確かにあの女の料理は美味しかったわ、けど。」
あの女になんか、負けない。
    続く

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