《MUMEI》 肉女は苛立った。 料理をしたら帰ってきてくれる。 そう信じた。 料理する、は良いのだ。 良いのだけど...。 「何料理...」 12分後 女は肉料理に決めた。 それはただ単純に彼が肉料理が好きだったからだ。 「ちがう...」 また料理を握り潰した。 また、手が火傷した気がしたがやはり気にしてられない。 羊肉、鴨居肉、豚肉、秋刀魚肉、鰐肉.....。 思い付く限りの肉を作った。 「駄目、こんなんじゃ、彼は帰ってきてくれない。こんなんじゃ...」 続く 前へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |