《MUMEI》

意志か

厄介だな

俺自身の問題か

全部、中途半端だな

そんな、自己嫌悪の真っ只中のとき、
よくない知らせをもらったんだよね

俺を呼んでる?

そうだ、
応じなければ、母親と姉を殺すと言ってきた

やり口が汚いわね、
ネオロイドを倒せば、名を上げられらからって

酒井さんの言葉に

ジェルバ遺伝子を克服した奴らしい

冴木が、答えたんだ

ジェルバ遺伝子は、ナチュラロイドへの近道だけど、
精神が崩壊する副作用がつよいそうだ

欲望のままに突っ走る傾向が強くなる

たくさん見てきたな、そんな奴らを

今の翔太は、普通のナチュラロイドぐらいの数値よ!

わかってる、
外交圧力なんだ
アメリカが泣きついてきたんだよ、
これは戦争じゃない
いわばスパーリングテストだとね

裏目に出たわね、翔太の存在が

そうだな、 まさか、こんな手段で来るとはな

大量にジェルバ遺伝子を組み込んだ人体実験をしてるものね
国家プロジェクトとして

何としても、結果を出したいんだろうさ

アメリカにも居るじゃない

舐められてんだよ、日本は
外務省の改革も、裏目に出ちまったな

わかったよ、やるよ

翔太、スバーリングと言う殺し合いだぞ!

わかってるよ、でも、避けては通れないだろ?
決着を付けなきゃな、
どうせ、データ集めだろ?

そうだ、アメリカも、お前を知りたいのさ

エバの身に危険は?

それは無いだろう、だが、何かしらの方向は変わるかもしれんな

風雅ベースも無くなる、か?

有りうるな

やるしかねーじゃんかよ
やるしかよ



前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫