《MUMEI》

綾波さん達と別れて、帰宅したんだ

春馬さんの家に四人で集まってた

やったな、あの二人

え?!

春馬さんの言葉に驚いた俺に

なんかね、同情しちゃったみたいよ、綾波さん

眞由美の、言葉にもっと驚いたんだ

知ってたの?

聞いた俺に

うん

そう答えた眞由美

恋人って感じじゃなかっわよね

優子さんが言ったんだ

知らない、興味ないし、綾波さんは大人だから

そう話した眞由美

ねぇ、まだ、ちらつくの?!

突然俺に食って掛かるように言った眞由美

べつに

嘘つき!
わかってるわよ!

な、なんだよ

上手く行ってねーのか?

春馬さんが聞いたんだ

行ってるよ、昨日も買い物一緒に行ってさ、けどさ、女性の下着売り場は恥ずかしかったなぁ

明るく話したんだ

聞いてるわよ、どっちが好みって、聞かれて赤くなったそうね

んな事も話してんのかよ

すねてみた

アイツとも、そんな会話したのかなって考えて、凹んだんでしょ?

優子さんの言葉に驚いたんだ

図星って書いてあるぜ、顔によ

春馬さんの追い討ち

嫉妬深いんだよ、俺

おっ、立ち向かってんなぁ
開き直ってるぜ

からかわないでよ

ねぇ、翔太
どうして聞かないの?
囚われてる時、何されたんだって!

なんだよ、別に、何があっても俺は変わらないし

聞いてよ!
私が不愉快なの?!

や、約束したじゃんか!
そういうの、もう、聞かないって

そんな約束してないわよ、
いじめないでって約束よ、
真っ直ぐ嫉妬して!

な、なんだよ、それ

キスしようと顔を押さえられたわ、
抵抗したわ、
服を破かれて胸を揉まれたわ、
下着も下げられて、大勢の前で不カートをまくられたわ!
毛が薄い、丸見え、そんな事を言って触られたわよ、
指突っ込まれたわ!

眞由美、

嘘なんか無いからね
春馬、モニター借りるね、
翔太、待ってて!

えらい剣幕だったんだ、眞由美



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