《MUMEI》
君主×影武者
「 殿ーっ!どちらへ行かれたのです!?」

城の中に響く家臣の声。
当の殿は木の上。殿と瓜二つな家臣の少年で自身の影武者に抱きかかえられている。

「殿……そろそろ降りた方が良いのでは?」

「政務だの武芸だの面倒だからね」

「怒られても知りませんよ。あの人結構うるさいって有名ですからね。」

「アンタのせいにするから大丈夫。」

「……!」

「嘘。けど、本当に降りないと怒られるから……降ろして」

家臣の少年は主を抱えたまま木から飛び降りて見事、着地した。

「殿、怪我はございませんか?」

「大丈夫。そうだ、また俺を連れ出してねー」

「御意。(…叱られるのは殿だし。)」

* * * * *
地味ーに1話追加。
眠たいので明日続き書きます。

謎の内容……
殿=若き当主
家臣くん=影武者
という……上下関係薄いな

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