《MUMEI》
テクノロイド
どういうことだ?!、冴木!

翔太、評議会はこうなると予想してたようでな
外人部隊を、潜伏させてるようだ
米軍からの報告だ、間違いないだろう、

ふざけんな!
囚われてる人達はどうなる?!

翔太、引くんだ、

冴木?!

電話では話せん、とにかく引くんだ!
いいな!

切りやがった、

翔太………理由がわかったわ、来て

青ざめた顔の酒井さん

あっ、この人は、北硫黄島の、司令官

え?、沖縄基地を封鎖?
な、民間人がいるんだよ?!
皆殺しにするってのかよ!

評議会は、表立った組織ではない、
ナチュラロイドの支援者であった評議会は、
その組織を拡大し、表舞台へと向かおうとしてたんだ

その動きはヨーロッパが、主流で、
だけど、そんなことになったら、パニックになる、
オリンピックすら、開催できない世の中になる

テクノロイドが、いるのよ、
勝てやしないわ

俺が負けると言うのか?

翔太!、サイボーグみたいなものよ!
ナチュラロイドに、科学を融合させてるのよ!

行くね、酒井さん

待ちなさい!

俺に銃を向けるの?

貴方が死んだら、未来がなくなるの!

俺一人死んでも変わらないよ

ターン!

耳元を、弾丸が飛んで行ったんだ

本気よ、
………お願い、風雅システムが本格稼働するまで、待って、

その間に何人死ぬんだい?

パワードスーツ、使用してるのよ、
その上機械で、

撃ちなよ

翔太ぁ!

わずかな時間だったけど、友達が居るんだ、じゃぁね

止まりなさい!

ゆっくりドアから出ていったんだ

酒井さん、撃たなかったな

ヤマトがついて来てた、
千葉さんも、
浜崎の部隊は全員来てたんだ

どこから攻めるんだ?

千葉さんが聞いてきたから

正面

そう答えたんだ

ブースターか、厄介かな

アタックパックだぜ、何とかなるだろ?

そんな、会話が聞こえてた

ナチュラロイドは、道具じゃない、
人間だよ、
テクノロイドか、話には聞いてるけど……

インカムから酒井さんの声が聞こえた

貴方の抹殺が狙いかもしれないのよ!
わかってるの?!

わからせてやるよ、ナチュラロイドと、ネオロイドの違いをね

彼らもネオロイドかもしれないのよ!

尚更じゃんか、
親父の尻拭いだな

翔太?!

眞由美も、戦ってたよ、自分の定めと、
俺が逃げてどうすんだよ!

出てきやがったな

建物から化物が出てきたよ
狂気に狂いまくったジェルバがね

基地の外に出る者は米軍に任したよ、
テクノロイドは、俺のとこに来るさ!

そう伝え、地面を蹴ったんだ



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