《MUMEI》

私が話したことに、嘘なんてひとつもないからね
特別な感情はないよ、ヤマトに、
好きでもなくても3ッ23てきるんだなって、思ったもん
同情心とかは、出てくるよね、身近に居て、はだを合わせてれば

怒っていいよ、
責めていいよ、
翔太をずっと好きだった
でも、ほかの男と寝た、
初めてをあげた
奪われたんじゃないわ、あげたの

過ちだったのかな?
答えは見えてないけど、苦痛しか覚えてないわ
それでも寝てた、それが事実よね

見たからわかるよね?
…………返事、してよ

………うん、聞いてるだけで、痛いよ

私をたいせつに思ってくれてるから痛いんだよね?

半分は、自分かも

プライド?

ん、そんなたいしたもんじゃないかも、
フラストレーションかな

もっと、違う男だったら違った?
春馬とかだったら

…………あるかな、そういうの

翔太からしてみたら、最悪だよね
あんな事、言われて

まぁね、

かばうわけじゃないけど、良いところもあるわよ

出会い方とかでも違って見えるのかもね

………怒らないの?

怒るところなの?

我慢してるのわかるよ、
はっきり言うわよ、私はみれんもなにもないわよ

うん

痛いだけだった、初めてのエッチ

濡れなかったもん

翔太の隣で添い寝してたでしょ?
ブラ外させたよね

ぁは、バレてた?

その時は、返ってきてたの、手応えがあったの、
でも、とつぜん私を跳ね除けたわ

え?

そして、また、私の波が翔太に届いたの、
でも、また、
………うなされてた、
うなされると私を跳ね除けるの

嫌な夢を、見たかな

いけないんだよね?
寝言言ってる一通り話しちゃ、でも、話しちゃった
私が思ってるより深いんだね

あ、ん………深い、かなぁ?

……ごまかさなくていいわよ
泣いちゃったよ、わたし

なんか、薄ら覚えてるんだ、
眞由美が、泣いてるって

抱きしめてくれたね

そうなんだ?
曖昧でさ

キスしたの、翔太に、
そしたら舌入れてきたんだよ、寝てるのに

ぁは、俺って、寝ててもすけべなんだなぁ

私も濡れたの

え?

前もあったよね、すっごく濡れたこと

あ、うん

下着脱いだんだ、びしょびしょで気持ち悪くて
ついでに将太も脱がせたの

そ、そうなの?

体拭いてあげたんだよ
汗が凄かったから
いっぱいキスしちゃったんだ
眠ってる翔太に

眞由美、そう話して、俺にキスしてきたんだ



前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫