《MUMEI》
ヴァンパイア×召喚術師
※謎の駄作につき注意(毎度のことですが。)

「イツキーっ!」

自分を呼ぶ声に振り返るとヴァンパイアの少年が手を振っている。

魔法都市で暮らすイツキと召喚されたヴァンパイア・ノーム。

「今日は何の用?ノーム。」

「特に用はないんだけどさー。せっかく召喚してくれたんだし、何かしたいなーって。」

「何かって?変なこと言ったら召喚解除するからね。」

「あれ食べるー」

指差す先には路上販売しているアイスクリームの屋台。

「いいよ。何味がいい?買ってくるから。」

「イチゴ〜」

「ん、わかった。待っててね。」

イツキが屋台から戻ってくるとアイスにかぶりつくノーム。

「ごちそうさまー。イツキ食べるの遅いー」

「アンタが早いんだろ!!」

「血ぃ、欲しい。」

「嫌。」

「無理。」

カプッ

「血を勝手に吸うなァ!!!!」

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