《MUMEI》
始まり
何やってんの?翔太

変わってんなぁ、お前さ

優子さんと春馬さんに、バカにされたというか、
呆れられたんだ

ラブホテルに泊まったあと、
昔住んでた地元まで行って、
んでもって、車内で一泊して、帰ってきたんどけど

二泊もしといて、エッチしてないんだ

優子、拒んでるの?

ううん、シャワー浴びるねって言って、
でも、なんか話し込んじゃって、

ラブホ出た時さ、他のカップル達とあっちゃってさ、
………男達、眞由美を、見てたよね
1番美人だったよなぁ

クスッ、自慢できた?

生まれて初めてゆうえつかんってやつを知ったよ

昔話ししてたら懐かしくなっちゃってね、
翔太が行こうかって

ごめんね、たくさん走らせちゃった、
新車だったのに

クルマなんていーげとよ、
それで、その、どうなんだ?

ん、ぇへ、

顔見りゃわかるわ、けど、聞きたいのよ

私こら口説いたわ、じれったいんだもん
せいしきに彼女になったわ

なにが正式によ、同棲してて、エッチもしてるじゃない

将太に抱かれてないよ、
抱いたけどね

言うわね、眞由美

早くやらせてやれよ、
いつまでも消えねーぞ

消えないよ、ずっと、諦めたわ
私を好きなら消えないって

上手くいくの?

そんなのに負けないわよ、私はね

翔太はどうなんだよ

……わかんねー、なるようになるよ
どっちにしたって、手ははなさねーけどさ

眠いね、

うん、寝ようか?

皆が心配してたわよ

後々、そんなの、
眞由美、寝よう

うん、シャワーしたいょ

起きてからでいいじゃん

そうね、体はクタクタなのにあたまが冴えちゃって

俺も

ねぇ、本当に何もしなかったの?

部屋内の扉から、自分の家の中法に向かう俺たちに声を掛けた優子さんに

キスは100回以上したかなぁ、

眞由美が、そう、答えてたんだ

たくさん話したなぁ
ずっといっしょだったなぁ
楽しいなぁ

あっ、翔太ぁ

触りたいよ

そんなふうに、お尻を触りたかったの?

うん、やらしいかなぁ

うん、やらしいよね

胸も触っていい?

なんで聞くの?

答えさせたいから

……いいよ、もんで

ぁは、やらしい

シャワーしてくるよ

やだ

汗臭いもん

見ていい?

あ、翔太

しんしつのベットに腰掛けたんだ、
眞由美を、立たせたまま

スカートを託しあげると、眞由美の下着が濡れてたんだ

そっと、脱がせていった

薄いね、毛

うん、濃くならないの

割れ目だ

あ、だめ、シャワー

ぁぁ、眞由美、こんな匂いなんだね

や、んっ、恥ずかしぃ

舌を伸ばしてた

ぬるっとしてる

んっ、んっ

オレのあたまを押さえてる眞由美

しっかり見せてよ、眞由美の女を

………翔太のも、見せてよ

恥ずかしそうな顔をして、眞由美が、言ったんだ



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