《MUMEI》
春馬さんの意見
翔太、俺のくだらない話を聞いてくれよ

そう言って、春馬さんがタバコに火をつけたんだ

知り合った頃のゆうこはまだガキでさ、
付き合った時の優子はそれなりに経験してきててさ、
その優子に惚れたんだ
体だけじゃ飽きるんだよなぁ

言いたいこと、わかるよ

黙って聞いてくれよ

うん………

優子が犯された、殴り合いで俺が負けて、
俺の見てる前でヤラレたんだよ、
その後、昔の仲間たちにもな、
8人居たかな

負け知らずだったから、凹んだぜ、かなりよ

なんであいつらが優子の体を知ってるんだ
そんな思いが強くてよ、
媚薬で優子は感じまくりだったしさ、

頭から離れなかったよ、その事が、
優子を抱く度に優子に当たってたよ

まえにも進めず、後ろにも下がれず、
足踏みしてたな

薄まっては来る、けど、消せやしねーんだ

格下の、やつがよ
お前の女、いいマンコしてるなぁ、
タップリ出してやったぜ、
ケツも、使えるんだよなぁ、
また、貸せよな
優子の恥ずかしい姿を世間様に見られたくなけりゃぁよ

そう言いやがったんだよね

その場は堪えたよ
けど、優子に、当たってた

犯すように、物の、ように扱ったな

ずっと堪えてた優子がさ、
限界きたのかな

俺がやり終えた後にさ
たくさん出たね、気持ちよかった?
ってさ、聴いたんだよな
体は満たされてたけど、俺の中はカラカラに乾いててよ

自分の事ばかり考えてたんだよなぁ、
俺はさ

ごめんね、舌を噛んで死ぬべきだったね

そう言って部屋を出ていったんだよな

探したよ、めちゃくちゃ探したよ

なんとか連れ戻して、けど、ずっと残ってたものがあってよ

アンプルの副作用かな
優子、淫乱になっててよ

心と体が、離れちまっててさ

俺の中のしこりも、優子のアンバランスな心の中も
お前がきっかけで治ったんだよ

俺以外に、自分の意思で寝たいと思った男

正直、おまえに嫉妬したさ
取られるんじゃねーかとも、思ったよ

そんなに将太とやりたいのか?
なかに出されて感じてたよな?
責めながら抱いたんだよね、

かなり燃えたぜ

俺にできることはめーいっぱい愛することだけだ

優子の傷も性癖も、何もかも愛することだけだ

心底そう思えてから変わったよ

でも、消えてはねーぜ、認めらただけだ、
消すなよ、翔太
プラスに変えてけ

春馬さんが、消すなと言ったんだ

驚いたよ
ま逆の答えに



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