《MUMEI》
眞由美の覚悟
……捨ててたよ、
アイツにバージンあげたとき、捨てたはずだったわ

どれほど翔太が私を大切に思ってたのかを、嫌なぐらい知ったわ

もう、取り戻せないと、思った

けど、そんなことないんだなって、思えたの

将太の唇、優しいの
将太の手がね、凄くいたわるように私を触るの

荒荒しい翔太の時は、苦しんでるのかなって

薄めたい、そう思ったんだ

前はね、自分のためにだったの、
でも、将太のためにって思えたら、なんでもできちゃったんだ

アナルなんて、変態だよね
でも、翔太が喜ぶならって、

お尻もバージンて言うの?
変だよね、するとこじゃないのに

でも、喜んでた

どうしたらもっと、喜ぶかなって、
そんなことばかり考えてたら舐めちゃってたんだよね、

おしりに入れた後のを、

冷静になると、凄いことしちゃったなって思うょ

なんで翔太、止めるんだろ?
その時はそう思ったわ

惨めな気持ちもあったよ、
遊ぶ女とする行為って、
体なのかなって、射精出来れば良いのかなって、

どっちにも入れるんだもん、翔太
汚いよって思ったし

でもね、キスしてきたんだ

唇汚いよって思ったからよけちゃったらさ、
悲しい顔するんだ、翔太

だから、

汚い話だけど、色が、その、

でもね、翔太、私が惨めな気待ちにならないようにかな、

指で吹いてくれたんだ、そっとね

なのに、舐めて綺麗にしてって意地悪言ったの、そしたら、うん、て

止めさせようとしたのに、

全部あげる、命もあげる、
どうせ離れられない、
遊ばれても、なんでもいい、
翔太が喜ぶなら、

そう思えたら、気持ちが少し軽くなったの

そしたら、意識飛んじゃったんだ

凄く気持ちよかった
だけど恐かった、どうなっちゃうんだろって、

翔太の、キスで、意識が戻ったんだ

最高だったわ

消えなくても薄めて見せる、
相手じゃない、自分の気持ち

愛されたら嬉しいよ
でも、愛せない人とは………ムリ

私が間違ってた、そう思えたわ、本当の意味で、そう思えたの

自分には言い訳できない
それしたら、自分じゃなくなっちゃうから

過ちだったと、認められたら楽になったわ、
後悔はしない、自分で決めてしたことだから、
でも、間違ってた
それでいい

そう、思えたの、本当のセックスを知って

エヴァは、翔太に教わったんだなって思ったら噛んじゃってたわ、
翔太の、肩、血が出てたの

食いちぎっていいよ、眞由美の、気が済むなら

泣いちゃったぁ、

妊娠怖がってする全部なんて要らない

もう少し、ラブラブでいたい気もするけど、
ねぇ、翔太、アナルバージンなんて軽いよね
子宮使わせてあげるよ
あかちゃん宿してあげる、
産むからね、
出したいとこに出して、なにも拒まないから

眞由美、そう話したんだ
優しい笑顔を俺に向けて



前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫