《MUMEI》

「はいはい、分かったから。どうせ血が美味しいからとか言うんだろ。」

「違う。本当に……」

ぎゅう……

ノームがイツキを抱き締める。
イツキの顔が一気に赤くなる。

「……んで、なんで…信じてくれないの?こんなに好きなのに……」

「!?」

ノームの頬を伝うのは涙。

「ノーム、ゴメン。ありがとう。大好きだよ、ノーム。」

ぎゅううう

イツキを抱きしめる腕に力が籠る。

「けどなんで僕なわけ?吸血鬼の女の子とか……」

目を逸らしながらぼそりと言う。

「イツキって女の子みたいで可愛いもん。」

首を覆うほどに伸びた栗色の髪、赤い大きな瞳。華奢な体つきはまるで女子そのものだ。

「可愛い?誉めてるの?それ。」

「もちろん。可愛いイツキ、大好き〜!」

ぎゅううううう

「(毎日こんなことされたら貧血になるし、心臓がドキドキしすぎて体が持たない!)」

これからイツキを待ち受けるのは吸血鬼との過酷すぎる生活………

* * * * *
えっと……何がしたかったって聞かれますと、何がしたかったんでしょうね?
ギャグ?イチャイチャ?中途半端な仕上がりです♪

ここまで読んでくださりありがとうございました!

次回ヴァンパイア×召喚術師の第2部を書こうかな?w

如月雛菊でした♪
深夜に更新……眠い。

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