《MUMEI》
深めたいから
ねぇ、どんなエッチしてるの?

な、なによぅ、優子さん

わたし達の見てたじゃない、眞由美、
話ぐらいしなさいよぅ

見たんじゃないわよ!
私がいてもお構いなしに始めたんじゃない!

おさけに酔ったのかなぁ、
優子さんが、妖しい目をして眞由美に聞いてたんだ、
眞由美、やたら俺を気にしながら、優子さんの攻撃?から逃れようとしてるみたいで

眞由美、見てたの?

そう聞いて見たんだよね

え?、う、うん、だって、始めちゃうんだもん、
席を外せば良いんだけどさ、
翔太のこと話しながらしてるから……

俺のことを?

眞由美に聞いたのに

燃えるのよ、その方が、

優子さんが答えたんだ

私が体を許せる、春馬以外の男、
まだまだ、エッチ下手だけど、ちゃんとわかってるのよね

そうだな、優子に夢中になって、我を忘れて求めてたのによ、

うん、自分の女じゃないんだ、
自分が気持ちよくなっちゃいけない、
どうしたら、私がもっと感じるんだろ、
春馬は何で、私としても嫌じゃないんだろ

俺が興奮するのはなぜか、
わからないままに、なのに、自分は俺たちを興奮させる、スパイスなんだと、
俺に合わせるようによ

そのいじらしさが私に火をつけたのよね、
ほら、もっと触りなさい、
どう、私の方が体はって、
中に出させる気なんてなかったのに、

思いっきり出されてたじゃんかよ

わりと安全日だったしね、
それに、早いんだもん、翔太、
でも春馬、興奮したでしょ?

嫉妬で狂いそうだったよ
けどよ、なんだろうな、優子が、あんなに素直に体をって、
不思議な興奮だったな

私もよ、わすれられないわ、あの時の興奮が

セックスの時間を誰かと共有するなんてさ、
遊びなら出来っけど、何も残らねーしな、
しな、

うん、想いがないと、薄っぺらくなっちゃうのよね

二人の会話を、聞いてて

したの?

眞由美に、聞いたんだ

え?、し、してないわよ!

手なんか出さねーよ、

嘘つき!触ったじゃない!

濡れてっかなってよ

さ、触られたの?

う、うん

翔太はそっちね、気になるのは、くすくす

優子さんが俺をからかってた、
けど、ひかくてき冷静だったんだよね、俺

なんで隠してたの?

か、隠してないよ、
話しそびれただけよ

………あら、喧嘩になるかしら?

おもしろがらないでよ!
優子さん!

眞由美が、感情的に怒鳴ったんだ

パンツの中に手を突っ込んだんだ、
濡れてねーんだよなぁ、眞由美

春馬さんが、サラッと言ったんだよね

さ、触られたけど、そんなエッチな感じじゃ、
あ、疑ってるでしょ?
本当にそれだけだよ!

へ〜ぇ、触らせたんだぁ?

ち、違うよ、いきなり……

ぁは、怒ってないよ

泣きそうな顔をして、必死になってる眞由美に言ったんだ

………ほんと?

スゴイ不安そうな顔をする、眞由美

本当に嫌なら避けるよね、
触らせたんでしょ?

え?

俺だって、ほんとうに嫌なら迫られたってしないもん、
エヴァとした時だってさ、真由美がの話からだもん、
眞由美も、正直に話してみてよ、
俺、嫉妬したいからさ

あ、う、うん、

真顔の俺に、眞由美が、戸惑ってたんだ



前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫