|
《MUMEI》 めんどくせーなぁ、 ちっ、 意を決して店に入ろうと、エレベーターに乗ったんだ、 でも、混雑して並んでる客が居てさ 電話が鳴ったんだ、春馬さんからだった 翔太、お前バックれたのか？ 来てるよ、混んでるから並んでる 並んでるってよ、 電話の後ろ人達に春馬さんが言ったら、 笑い声が聞こえてたんだよね 優子さん、冴木、酒井さん、それに眞由美もだ あったまきて、でんわを切ってやったんだ！ マジバックレっか！ そんときだった 並んでたの？ この前の女が来てさ、そう言ったんだよね 私らが呼んだんだからいいのよ、 ほら、店に来てよ へーきで男の手を掴むんだなぁ ブラの紐が透けて見えてるよ、 奥の席に案内されたんだ、 居るは居るは不良くん達がさ 眉の細い奴、ピアスの奴、うぜー顔が並んでやがったよ 女子はケバいし、 よく来たな 座ったまま、そう言った男に めんどくせーからまとめてかかって来いよ って言ったんだよね ………ヤマトを病院送りにしたっての、本当なのか？ うぜーよ、本人に聞けや け、喧嘩するために呼んだんじゃないよ、 座ってよ 俺を店内に連れてきた女が言ったんだよね でもさ、 けっ、マグレか卑怯な手でも使ったんだろうよ！ 眞由美の尻を触った男が言ってたんだ 出ろよ 俺の言葉に、 上等じゃねーか ってよ、買ってくれたんだよね、喧嘩をさ 、 前へ |次へ |
|
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |