《MUMEI》 覚醒領域の謎苦しくて目が覚めた 眩しい光と人の気配、 体が恐ろしいぐらい消耗してた 乾いてる、 肌も、心も エバの、顔が見えた ………おはよう、貴方は、誰? 不思議な言葉を聞いた エバ………元気かい? 俺の声変わりかすれてた ペットボトルを、そっと渡そうとしてくれつるエバが エヴァよ そう言って、微笑みながら涙を流してたんだ ゆっくりと、ベットが起きてきた 電動で、体が起こされた ペットボトルを受け取ろうとして、落としてしまったんだ また、エバに渡されたんだけど、 開けれない キャップを開けれなかったんだ 春馬さんの腕が、ペットボトルを開けてた 私の役目なの 眞由美 俺に飲まそうとしてる 両手でペットボトルを掴み、 自ら飲んだんだ 溢れる方が多かったけど、飲めたよ 優子さんのハンカチが、溢れた水を吹いてた 冴木が、いた 坂井さんが、いた 綾波さんもいた 知らない顔も何人かいたんだ 翔太よね? 優子さんに聞かれたんだ …………わからない、誰か居たよ、俺の中に アンプルを打ちたいの? エバが、言ったんだ 目を閉じた たぶん、打てない そう答えたんだ 話すのが辛かった、 衰弱、そう、衰弱してたんだ 勝ったのね、翔太が エバの言葉に わからない、殺すなら今だよ そう、答えたんだ あめりかに行こうよ、私と一緒に、 この国は、ダメ過ぎるわ エバが、そう言ったんだ 首を横に振ったんだ 何処の国も、きっと、同じ、 俺の安住の地は、ないんだ そう、確信してた 翔太 春馬さんの手が、俺に触れてた ……殺して 春馬さんに言ったんだ 出来るわけねーだろ?! 次に、目が覚めたら、俺じゃないかも、しれない………眠るよ……その間に、お願いだから…… 目を閉じたんだ たぶん、じさつも出来ない、奴が邪魔をする 奴が俺を支配したら、 もう、俺は居なくなる 翔太のまま、死にたい 考えるな、考えると奴が現れる 何も、考えるな 自分に言い聞かせてたんだけど 涙かな、頬が熱いや 死ぬのは、恐くない 自分でなくなるのが怖いだけだ それだけが、 そう、それだけに……… 考えるな! くっ…………何一つ、俺の想いは届かない、 何一つ 、 前へ |次へ |
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