|
《MUMEI》 良かった、まだ、俺でいるみたいだな 体が回復して来てるのがわかる、 奴の力だ 奴は、間違いなく俺の中に居るんだ そして、感じる、となりの部屋に、 纏う鎧があることを 体を起こすと、部屋が、明るくなったんだ、 カメラで見てたのかな？ 皆が集まってきた おはよう、 眞由美が、言ったんだ 泣きそうな顔をしてる おはよう、 翔太？ 今はね ……届かないね、私の波動が ………仕方ないよ ………眞由美が、泣き崩れてた バカな女、 エバが言ったんだ 話がしたいんだけどよ 冴木が、言ったんだ ………食物 用意させるわ 酒井さんの声 重湯、 胃が軋む でも、消化出来そうだな 半分食べて、残したんだ いいのか？ 充分だよ オレからはなしていいか？ 構わんよ 春馬さん、タバコ、ある？ ………春馬さんがタバコを渡してくれたんだ 禁煙よ 知らない女の声 なら喫煙に変えれば良いだろ？ 知らない顔は出てけ、用はない 随分ね、顔を見れば私が誰だかわかるでしょ？ 作られし女か、醜いもんだな 眞由美の遺伝子の母に、そう言ったんだ ワタシは作り物だけど、眞由美は違うわよ そうだね、それが、ネオロイドの原点だよな？ 何処で知ったの？ 頭の中の引き出しさ ！翔太、覚醒してるの？！ エバ、たぶん、覚醒はしてないよ、 覚醒領域の中には、いるみたいだけどさ ………凄いわね、貴方のお父様は 凄くねーよ、気違いさ そう言って、タバコに火をつけたんだ 、 前へ |次へ |
|
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |