《MUMEI》

もう、夜中なのに、

構わないわ、起きてたし

頭を上げろよ、綾波さん

まってて、眞由美呼んでくるから

すみません、優子さん

知らないわよ!
わたし行かないからね!!

怒鳴り声がしてた

眞由美、聞いてたなら出てきなさい、

嫌よ!

眞由美、シバクわよ!
出てきなさい!

なんで、優子さんと、眞由美が、喧嘩してんだろ?

自宅に連れてこられたんだ
綾波さんにさ、

まぁ、綾波さんも隣だから、
ってか、帰りたくないからホテル取ったのにさ

眞由美が、来たよ
パジャマ姿だ

さてと、じゃぁ、偉くなった翔太をシバクとするかな

そうね、フェラしてもらったのよね、
私がまだ、してないのに

おいおい、優子、そこ、違うだろ?

なんでもいいわ、女の気持ちがわからない、バカな翔太をギタギタにしてやるのよ

だな、

な、なんすか?
恐いんですけど

春馬、羽交い締めにして、
逃げれないようにね

こうか?

は、春馬さん!

観念しろ、バカ翔太

パシーン

優子さんの平手打ち

一番先に来るとこ違くない?!

でも……

お黙り!

パシーン

痛いなぁ、何すん……

これが良いの?

ゆ、優子さん、鉄砲はひとを殴るもんじゃ無いんだよ?

他に使い方知らないのよ!
同棲傷跡は治るわよね?!

優子さん、お腹の傷跡は治ってませんでしたわ

そうなの?

はい、確かに、私が撃った跡です

な、泣くことねーって、
翔太生きてっしさ、
綾波さん!

殺された方が、どんだけ楽か

こうして、また、会えたんだ、
もう、それでじゅうぶんじゃないか、
眞由美とエヴァが命懸けで助けた翔太だろ?

何それ?

んだよ、お前なーんも知らねーのか?!

目が覚めたらアシーリアの、最下層だったんだよ
誰もなんも言わねーしさ、
今回だってお前の国なんだから勝手にやってこいって、
俺、王族なのに、そまつに扱われてさ

自分の悲劇なんか語ってんじゃ無いわよ!

パシーン

また、優子さんに、叩かれたんだよね

痛いっての!

眞由美はもっと、痛いのよ!

パシーン!



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