《MUMEI》 なんだかんだ、眞由美を、見てるな 男はさ 眞由美、スカートの上にハンカチ置いてるよ、 ガード硬いね、パンツ見えねーな お酒が進むと、みんな陽気だなぁ 眞由美のとなりに居たかったんだけどさ、 コイツ、絡み酒かよ、藤波 離してくんねーんだよな なぁ、聞いてんのか んだょ、聞いてるよぅ 本当はさ、気になっちまっててよ、 生でしてたのかとかさ、 将太が眞由美と、ほら、だからよ、 そんなこと気にしてちゃダメだって、 気にして普通だろ? 惚れたら気になるよ そ、そうだよな、普通だよな うん、そう思うよ その先だよね わかってんだ、けど、情けなくなっちまう時もあってょ あるよ、そんなのの繰り返しだよ、 きっと、 それでも前をって お前、いいやつだな、ホントいいやつだな 抱きつくなよ! 誰かコイツなんとかしてくれよ! 助けを求めたんだけど、 みんな笑っててさ だから、トイレに逃げたんだ ふうっ、まいったなぁ 出ると、宮本さんが居て ありがとな、先に帰るよ、仕事あるんだ 飲んでなかったのはそれで? まぁな、 その、役に立てなくて、済まなかった 頭を下げてたんだよね 勇気、もらったよ ハワイで、宮本さん見てさ !………翔太 あの姿がほんとうの俺かもしれない、 悪魔みたいだったろ? みんなには、はなさないで欲しいんだ …………悪魔なもんか、俺は、見たぜ 優しいお前を ありがと、藤波がしつこいけど、戻るよ 宮本さんに手を上げて、戻ったんだよね、 そしてらさ ………どしたの? 雰囲気が暗かったんだよね さっきまで陽気だったのに いやな感じがしたよ、 クミの、元彼が、いなかったんだ マリコ、何があったんだ? あ、うん……… ……………俺のガキかもしんねーよ! そう言って走って出ていっちまったんだってさ… ………悔しかったんだろうね、 皆が祝福してるし、 ヤケに、なっちまったんだよ、けど、最低だな そんなに、バカじゃねーだろ?クミ あ、当たり前でしょ?! なら、なんも問題ねーじゃんか なぁ、藤波が嫉妬して、したんだろ? え? 話せよ、もう結婚したんだからさ な、何をよ だからぁ、俺とは生でさせろよなって な、な、何言ってんの?! 違うの? …………そう、だけど、 前から気になってたんだろ? 彼氏いてもさ え?、う、うん…… 良かったじゃん、 ゲット出来てよ ぎゃ、ぎゃくよ! コイツが良かったのよ! 私を手に入れられて! そうだね、で、中で良いって言ったの? な、な、何聞くのよ! あー、赤くなってるぅ もう!バカ翔太ぁ! 勝手にだしたんだ! 責任取るから、一生取るからってよ! 藤波が叫んだんだ ……嬉しかったろ? クミに、そう聞いたんだ …………うん、嬉しかったな、 そんなに、危険日じゃなかったんだけどね、 嬉しくて出来ちゃったみたい あー、ノロケてるぅ か、からかったわねぇ! 話させたのアンタでしゃ?! やらしぃ、クミ な、もう、ムカツクぅ! おしぼり投げつけられたんだ でも、みんな笑ってたからいーや 避けるの、簡単だけどさ、 当たっといたほうが受けるしね 、 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |