《MUMEI》

モニターを、見てたんだ

エヴァのデータを

オレも眞由美も、下半身裸でさ
眞由美、二回果てたんだよね

俺、眞由美の、口で

色々言ったんだよね、裏スジ舐めてとかさ、
眞由美、全部してくれたよ

お尻の穴まで丹念に舐めてて

上手になるから、待っててねって、

他の男で練習すんなよって、言ったら打たれたけどさ

かなり、上手いと思うんだよね、
テクとかじゃなく、唇の感触が絶妙に良くてさ

聞いてるの?

スタイルよいやなぁ、普段のこういう姿に、そそるよな

籍入れたら、思う存分やらせてあげるわよ

はいはい、で、なぁに?

もう、見てよ
私の乱視も受精しないの、でも、覚醒遺伝子が、検出されてるの

それって?

まだ、結果じゃないけど、
選んで妊娠するようななってるみたいね

そんなこと出来るの?

完全に、作られてるって、

……にんげんじゃねーのかな?
俺達

エヴァに、言わせると、進化らしいわ

進化?

うん、翔太、放射能は?

問題なし

でしゃ?
それだけでも凄くない?

だよね

破滅に向かう人類の救世主なのか、
人類をめつぼうさせるためなのか、
そんな議論もされてるって

アホくさ

だよね、
どんなに調べても、わからないよ、
アリーシアの、記憶、
有り得ないもん

みたいだね
でもさ、眞由美、語学は?

うん、わかるの

だろ?
あらかじめ引き出しに入ってたんだよ、
語学も記憶もさ

なるほどね、

神山博士を見つけねーとな

生きてるの?
お父さん

乳かどうかはわかんねーけどさ、
生きてるはずだ、

………そう、なら、探そうよ

奴と居る

え?!

根拠はない、でも、そう思えてならねーんだ

………やっかいね

いや、俺達にはエヴァが居る

エヴァに、覚醒遺伝子を………翔太じゃないの?

わかんねー

………遺伝子の力か

そんなんで惚れてねーよ

私もよ、でもね、どうでもいいかな、今は

え?

そこじゃないの、私のプライドも進化したわ、
貴方に尽くす自分が好きなんだ、

やりてーよ

貴方に意地悪する自分もすきなのよね

ちぇっ、

なんでもいーの、貴方と一緒なら、
遺伝子が言ってようが、なんだろうが、
凄く幸せ感じてるんだ、今

凄く素敵な顔して、眞由美が言ったんだよね

その笑顔に見とれちまったんだ



前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫