《MUMEI》

外人兵、それも、洗脳されてる

ちっ、メットに弾丸がかすったぜ!

グッ、左腕を

あっぶねー!
味方が居ても撃つのかよ!

通常なら、これだけ接近してりゃあ仲間にたまが当たるから銃は使えないんだけどよ

俺は避けたけど、コイツらの味方の頭が吹っ飛んでたよ

13名か、

敵兵を無力化し、岩場に行くと、
ヤマトを追いかけて行った二人の兵を、ヤマトが仕留めてたんだ

総勢15名、ひと部隊だな

生かしといたのか?

まぁね、両手足を折った、もう動けねーよ、

被弾したのか?!

かすり傷だ、行くぞ

更に山を登ったんだ、川沿いにね

川と言っても、小さな島の川だからね、
沢だよな

小さな滝を登り、野営地を探した

ゴロゴロとした、岩の陰に野営することにしたんだ

すっかり批判落ちて、月明かりで腕に食らった弾丸を、
ナイフで取り出したんだ

すまない、俺がアタックパックを落としちまったから…

あのまま水中に引き込まれたら死んでるよ、
切り離して正解さ

そう言ったけど、
元々は俺を助けに来て、被弾した時に後ろから敵の水中兵が、ナイフで襲いかかってきたんだ、

振り払い掴まれたパックごと、水中に落としたんだ

もう、治療薬は、無かったんだ、

だから、

弾丸の火薬を取り出し
傷口にパラパラとまいて火をつけたんだ

火傷すっけど、血は止まるしね

追っての気配はない、
少しでも体を安めとかねーと

仮眠して、翌朝

ほらよ、

魚をナイフでとって、焼いたんだ

火を使うと場所がバレるとヤマトが言ったけど

だいたいの位置は知られてるはずだ、
赤外線センサー使えは直ぐにでわかるさ、
追撃できねー何かがあんだろうよ、
ほら、塩だ

紙に包んで持ってるのか?

以前、砂漠でさ、ナトリュウム不足を感じてよ、
それに味がねーとなかなか食えねーしな

いがいと美味かったよ、
取れたて川魚もね、



前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫