《MUMEI》

発電所にも、敵は居てさ
まぁ、普通の兵士達だったんだけどね
洗脳されてる兵士じゃ無かったな

生きてっか?翔太

ぁぁ、生きてるぜ

アンプルが、切れ、副作用でボロボロのヤマト

自分の肉体の限界を超え、筋肉繊維がボロボロの俺

発電所は爆破したけどよ

もう、動けねーや

また、夜が来てた、
気温は下がり、でも、島に明かりはひとつもない

星が綺麗だった

…………ちっ、敵だ

ヤマトが呟いてた

みたいだな

気配は俺も感じ取ってたよ
的確に、コッチニ向かってきてる

万事休すか………

ヤマトが呟いたんだ

まだだ、まだ、拳が握れる!

体を起こしながら言ったんだ

ちっ、仕方ねー、付き合うか

ヤマトも身体を起こしたけど、震えてる、力が入らないんだ

血が、たりねーのかな、
腹をやられちまったからな
岩に捕まり、立ち上がって見たものの、
フラフラだったよ、
なにかに捕まってねーと、倒れちまう

弾薬ゼロ、ナイフも無い、か、
仕方ねーよ な、許せ、眞由美
………こんどの封印は、強そうだな……
けどよ……これしか…

ヤマト…………聞きてー事がある

なんだよ?

…………眞由美の、バージンは美味かったか?

…………最高だったぜ
けどよ、ほかの女に惚れちまった

?!………

振り返りヤマトを、見たんだ

立ち上がれず、上半身だけ起こしてたヤマトが

封印は解かせーねぞ、

そう言ってアンプルを!

お前その体で!

約束しちまったからよ、
眞由美のバージンは、命懸けの価値なのさ!

アンプルを噛み砕こうとしてやがった、
確実に死ぬ、

止めろ!

手が届かねー!

その時だった、空が真っ白に輝いたんだ

閃光弾

フライングベース!
それも、2機!!

一機は、海を攻撃してる、
潜水艦が居るのか?

そして、もう一機は、俺たちに向かってくる敵兵に、
多弾頭ランチャーを!

的兵の数が見えたよ
100は、居たな



前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫