《MUMEI》

病室には戻らず、ティールームに居たんだ

春馬さんのいえと同じ珈琲が、飲める

でも、味なんかわかんねーよ

なるほどね、ホモでもなきゃ、男を操れねーってわけか

春馬さんがタバコを俺に出したんだ

首を横に振ったんだ

翔太、綾波さんと寝て

真由美の、声

…………返事なんか出来ないよ

翔太、私、そばで見てるから
思いっきり、楽しんで、
興奮しないと、覚醒遺伝子は精液の中に出てきにくいの、
私が許すから、チーム綾波全員と寝て、膣内に射精して

……ムリだよ

どうして?
みんなそれなりに綺麗な女よ

そんな、理由で、出来っかよ

馬鹿ね、そんな理由でやるわけじゃないわ、
一度限りの女をたのしむ浮気をしなさいって言ってるの

眞由美!

おだまり!
私のよさがわかるわよ、
しっかり比べてね、匂いも味も、感触も

……眞由美、同じことをされたら、俺は嫌だ、
自分が嫌だと思ってることを、どうして、

聞いて!
翔太、渡し守エッチしたいと、思う人柄現れたらするわ、

な?!

正直ね、感じれるならはるまとしてみたいの、
でも、貴方の子どもを生むまでは、誰にも使わせる気はないわ!

眞由美、

黙って聞いて!
………私も、この先犯されることがあるかもしれない、
でも、舌を噛んで死ぬなと言ったのは貴方よ、
………貴方の愛が、それで変わるかどうかは別として、

俺は変わらねー!

黙って聞けと言ってんのよ!

眞由美に、胸ぐらを掴まれたんだ

………それは、別としてね、
私は生き地獄よ、プライドも、貴方に対する操も、
それでも、生きる事を選ぶわ、
近くに居たいから、
出来れば横に居たいから

眞由美………

その辺のバカ女と遊ぶ訳じゃないでしょ?
へーきよ、

笑顔を見せ、そう話した眞由美が

………ほかの女を、抱いてる貴方を見てみたいの、
きっと、わたし、興奮する、
嫉妬で………

そう、言ったんだ
少し、高揚した顔でね

ほら、決まったら急ぎましょ、

でも、

なによ!
ヤマトにバージンあげたムービー見て、勃起したのよね?!
………同じでしょ?

…………そこじゃねーよ、勃起したとこはよ

え?

尻の穴まで差出して四つん這いに、なってるとこだよ!

………ホクロの、とき?
って言うか、差し出してないわよ!

ヤマトが言ってたぜ、極上のバージンだったってよ

な、なによ、それ、昔の話やまとでしょ?

島で聞いたんだよ

ウソだ!
今のアイツはそんなこと言わないわ!

随分信頼関係深めてるな?

うん、深めてるよ、でも、体がどうとかじゃないわよ!
男性として、素敵になったと思うわ、
けど愛してない
強がりじゃないわよ、本心よ

…………知ってるよ

きゃっ!

なんだ、嫌がるのか?
昔ヤマトに人前でこうされてたろ?

貴方の前での、ことよね?!
パンツの中なんかに手を入れられてないわよ!
それに、嫌がって逃げたんじゃないわ、
………恥ずかしいからょ、

濡れてるからか?

濡らしたのアンタてしょ?!

眞由美のソコを触った指を鼻に持っていったんだ、

うん、好きだな、この匂い、
優子さんのも好きだけど、こうおつつけ難いかな、

や、やだぁ、やめてょ

あ、翔太、私と比べてるの?

んだょ、優子、お前感じてんのか?!

春馬ぁ、あ、ヤバイかもぅ

味は、チュパッ、うん、真由美が一番だな

や、やめなさいょ、

眞由美が、俺の手を握ったんだ

犯してくるよ、綾波を、
レイプしてみたかったんだよな

………悪い男演じてるの?

そうでもしなきゃーよ、興奮できねーよ!
こんな、
クソったれが!

おもわず拳を握ってた

悔しいのね、一番嫌いな人奴だものね、翔太の

優子さんの言葉に

そっかぁ、それでかぁ、
翔太、もっと感じさせて忘れさせてあげなよ、
興奮作用、あるみたいよ、あのお香、
わたしには通用しなかったけどね

眞由美、そう言ったんだよね



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