|
《MUMEI》 なんでかな、 イズミさんが掃除機かけてくれてる…… 俺が洗濯物を干し終えたときだった 新作無いの？ 何がっすか？ エロいやつの 無いっす！ そう、つまんないの テレビの下のキャピネットを漁りながら言ってたんだよね 何しにきたんすか？！ わかるでしょ？ まだ、キャビネットの中を漁ってるよ こっちにお尻向けてさ ミニスカートにストッキングかぁ あんな、四つん這いの格好で、タクヤさんとしてるんだろうなぁ、 スリムなのに、胸でっけーや バイトって、何してるの？ 家庭教師始めたんすよ 毎日？ そうっすよ、 仕送り止まっちゃったの？ ん、たぶん止まると思う…… 学費も？ たぶん 何とかなるの？ しなきゃしょうがないもんね ………電話、どうしたの？ 何度も連絡したのよ ぁは、投げ捨てたままなんだ、 金ないから解約かな、 携帯電話持ってないって言ったら、バイト先が貸してくれたんだ、 着信受けるだけならタダだしね アキナ、どうするの？ その話っすか？ 他に何の話で私が来るのよ そうっすよね、 ………… 前へ |次へ |
|
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |