《MUMEI》

毎日9時にお母さんが仕事から帰ってくる。

お父さんは良く分からない。

だから夕飯は私が作る。


「睦姉、今日は何?」

葉月は私の服を引っ張った。

「こら。葉月はこっち来なさい。」

私がオムライスだよっと答えようとしたとき、遥がさらって行った。


別に居ても良かったのに。

「睦姉。大丈夫?何か手伝おうか?」

遥は葉月をソファに置いてから台所に来た。

「大丈夫。遥は葉月の事見てて?」

うちの弟は優しい。本当に、幼い頃から、歳が1つしか変わらなかったってのもあるけど、私は子供っぽくて、遥はその逆で、どっちが歳上か分からない程だった。


今は、私もちょっとは、しっかりしたけど。

当時のお母さんなんて、
「じゃ、お姉ちゃんのことお願いね、遥。」


・・・っだよ!?普通反対じゃない?酷いよね。お母さん!




まぁ。この話は置いといて、現在7時23分。

やっとオムライスできました!



「ご飯だよ〜」


私は、遥と葉月を呼びに行った。

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