《MUMEI》

毛が生えてるとか、生えてないとかの話し、してたの
その人は、当時高校生でね、
塾の帰り、一緒に送ってくれてたの
生えてないよって、見せたんだ
………男の人のおっきな時の、初めて見た
オナニー、小4からしてたの
お父さんと、お母さんがしてるの、よなかに見てから
生理はじまるでしょ?
セックスに、興味持つでしょ

合意だったの?

違う、止めてって、でも、力任せに、
誰にもいうなよなって

血が止まらなかった
気持ちよくなかった
自分でしてる方が、気持ちよかったな

…………そっか、
よく、話してくれたね

さいていの女だよね?

そんなことないよ、

どうして?

俺の価値観かな、
話さず隠してる方が普通なんだろうけどさ、
話してくれる女の方が、信頼できるかな

信頼?

うん、それがなきゃ、嫌なんだ
良い事も悪い事も一緒に出来なきゃさ
アキナと、そうなれたら、最高に幸せだな
………俺も、話すね
一度たげ、痴漢したことあるんだ

え?!

全然知らない、女の人
違う学校の制服着てた

高校入ってすぐかな
電車が自己で止まったとき
お尻触ったんだ、むにゅって

何も言わないから、なんとか前を触りたくて
スカートの上からだけど、
そしてら、俺をにらんで泣いてて
何してんだろって、俺

何日も掛けて、その子を探してさ
やっと見つけて誤ったんだ
警察に突き出してって

けど、そんなバカ正直、恥をさらにかかせるだけでさ

あんたなんか知らない、2度と顔見せないでって

きっと、彼氏にも、親にも言えずに
すっごい傷を付けちゃったんだなって

……触ったこと、あるんだ?

え?

私のが初めてじゃないんだ?

…………むにゅって触ったけど、
柔らかかったのしか覚えてないよ

…………普通なら、ドン引きだよね、
正犯罪者の、男なんて

う、うん

誰かに話した?

まさか、話せるかよ

私にだけ?

そうだよ……

そっかぁ

…………

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫