《MUMEI》 慌てて、帰宅したんだ 姉貴が来てるとメールがあってさ あら、走ってきたの? 姉貴 こんのぅ、こんな綺麗な女ゲットしてぇ! 痛いよ、何すんだよ! ヘッドロックされたんだ 女の自覚がたりねーっつの、 母親してんだろがよ、もう、 仲良いんですね アキナが、言ったんだ そうよ、私が中学生の頃まで一緒にお風呂入ってたもの そんなに? おっぱいが膨らんでくるとこも、 毛が生えてくるとこも、 ノブは見てるわよ………嫉妬する? しますね、お姉さんでも異性ですから ………アキナ、呼び捨てにさせてね、 ノブを、お願いね はい 妹ができるねの、 ノブ、アキナを泣かせたらしばくわよ! んだょ、何時から居るんだよ?! 灰皿を見て言ったんだよね 姉貴はタバコ吸うんだよな 朝からよ、 掃除してあげようって来たら、アキナが居たのよ ノブが、出かけて直ぐよ そうなの? ………たくさん話したわ 私のことも話したから え? 嘘つけない、 ノブみたく、真っ直ぐに生きるの、 そうしないと、ノブ、私から離れていっちゃうもん …………離さないよ うん 姐の前出いちゃつくな! 痛いよ! ノブ、本気なのよね? そうだよ、何年もズッと、想い続けてきた人だからね …………もう、大人よね 応援するわ、 お母さんには私からそれとなく話しとくわ、 書類、預かってくね あ、うん 明日また来るから いいよ、郵送で 旦那も来るの、子どもも連れてくるわ、 将来の叔母に逢わせとかなくちゃね ………… 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |