|
《MUMEI》 説得アキナの居ない暮らし、 もう１週間になる 帰ってこないメールを毎日送ってた 正直、不安だけど、 信じることしか出来ないもんな…… そんな中、姉貴から電話が来たんだ 直ぐに実家に来い？ 直ぐに行ける距離かってんだよ！ もう、電車は無理だな、 夜行バスしかない 翌日の昼前に実家に着くと、姉貴の家族が居てさ んでもって、アキナが居たんだ 俺の部屋に泊めた？！ 構わないでしょ？！ 娘になるのよね？ アキナちゃん はい、そうなれたらなって すっかり母親と仲良くなってる…… ぇえ？！ アキナの父親から文句の電話が来て、 なんも事情を知らない母たちが姉貴に問い合せて、 んでもって、アキナの実家に行って、 アキナを、さらってきた？！ 親父が？！ ノブには、引けない勝負なのよね 姉貴が言ったんだよね そりゃぁそうだろ、なかなか居ないよ、 こんなベッピンさん 姉貴の旦那がニヤニヤしながら言ってた アキナの膝の上で、姉貴の子供が遊び疲れて寝ちゃってた 眠くなると、私の所に来るのにね、 よっぽど居心地が良いのかしら？ ２歳でも男の子だからね、 綺麗な女の人に、なつくのかもね なによ？！ ぁはは、そう言う意味じゃないよ とにかくお父さんに会っていきなさい 母親に言われたんだよね 俺の部屋にアキナと居たんだ 父親を説得したかったって、話してた 俺、驚きっぱなしでさ 大喧嘩して、誰のおかげで生きてこれたんだ！ そう言われて、幼い頃怒られたときみたく、 全部服を脱いだんだってさ 私の人生は私のもの、 お金も服も何もいらない、 結婚相手は自分で決めます 見なさいよ！ 綺麗でしょ？ 多少つまづいたって、まだ諦めなくていいでしょ？！ 怒鳴ったのね、そしたら黙っちゃって、 お父さん……… それから、ノブの実家にお世話になったの そ、そう お父さんだもん、裸見られても、べつに そこは、べつにいいけどさ …………私の写真、いっぱいあったね ！………やっぱ、見たの？ パンチらまであったわよ …………宝物だったんだよね ……何してたの？ 聞くだけ野暮だろ ちゃんと、言って！ はい、しました、しましたよ！ ……もう、本物あるから、必要ないよね？ 抱きついてきてキスしてきたんだ 久々の温もり アキナの、匂い ………浮気、してないわよね？ するわけねーだろ うん………… つい、抱きしめてお尻触っちゃったんだよね 唇を激しく求めながらさ いきなりドアが開いたんだ ！…………あどけない顔して、姉貴の息子が来たよ 後に姉貴が居てさ 昼間っから、 一言ボソッと言われたんだよね アキナ、慌てて離れてた、 んでもって、 姉貴が笑ってる 姉貴の言葉旦那も 取られちゃったわね ………姉貴の息子がアキナから離れねーんだよね ……………… 前へ |次へ |
|
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |