《MUMEI》

部屋が片付いた頃
タクヤさん達を招いたんだ

金曜日の晩、家で飲みませんかって

仕事中帰りのタクヤさん
スーツがかっこよかったな

イズミさんが、ケーキを買ってきてくれたんだ

俺とアキナで作った料理
おさけもたくさん揃えたんだ

豪華には出来ないけど、精一杯持てなそうよって、アキナと話してね

キャー、タクヤぁ、ダブルベットよぅ

イズミ、やめろよ、失礼だぞ

あー!ゴムみっけたわ!

イズミ!

いいっすょ、イズミさんだもん

悪いな、アイツ、気に入ったやつにはずうずしくなるんだょ

ぁは、タクヤさん、ビールでいいっすか?

おう、なんでもいーぜ

タクヤさんの上着を預り、アキナがハンガーに掛けてた

スーツかぁ、カッコイイなぁ
ネクタイはしないんだなぁ、タクヤさん

俺、そんなことに憧れてたのにさ

ゴム、小さいの、使えないのよ

アキナが言うと

Lサイズ買わなきゃ、タクヤも使うならLよ

捨てるの勿体無いし、だれかにあげたいけど

生でしてるんだ?

ノブ、生が好きみたい
でもね、ゴムしたらすごい長持ちしてね、

くすくす、やっぱりピストンで果てたいわよね

うん、違うもんね

なんの話だよ、まだお酒も飲んでないのにって、少し呆れたんだ

普段からおっきいものね、ノブの

……なんで、しってるんですか?!

ノブが酔いつぶれたとき、吐いた物で汚かったから裸にしたのよ

き、聞いてないわよ!ノブ!

誘われたことは聞いてるの?

それは、聞きましたけど、営業でしょ?

プライベートの放の電話だって

!ノブ、携帯出しなさいよね!

お、おい、アキナ……

凄いわね、アキナ

俺、なんも悪いことしてないのに胸を叩かれて、
アキナが俺の携帯電話をチェックしてたんだよね

……………

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