|
《MUMEI》 人気バイトを終えてから、 あのダーツバーに行ったんだ 土曜のバイトは入れないようにしてたんだけど 今日は特別頼まれたんだ 車で来ても構わないって言われたからさ アキナが、新田さんに連れ込まれたホテルの前を通ってさ… アキナ、来てるはずなんだよなぁ、 ノブ！ あ、居た げっ、新田さんが隣に座ってらぁ アキナが、来た ごめんね、夕飯まだでしょ？ マスターになんか作ってもらうよ はぁい、ノブ あ、こんちは 相変わらずラブラブなの？ ぁは、 お、おい、俺のパーティーだろ？！ 女子！戻ってきてくれよぅ！ なんか言ってるよ、新田 ほっとけば この、お姉さんたち、綺麗なんだけど怖いんだよね、 となり座ってっくれって言われたの、 断るのもなんだか…… そっかぁ、連れ込まれるなよ 指一本触れさせないわよ！ マスター、ハムエッグ作ってもらえます？ うちは定食屋じゃないんだけどね まかないで食べてるじゃん わかったよ！ 座ってろ、何飲むんだ 車だから珈琲 おい、ノブ、飲み屋なんだよ、ウチは！ あ、それからフライドボテトもね 聞いてねーだろ！ ぁは くすくす、変わったよね、ノブ そうね、女できると変わるのよね アキナもさ、言い訳なんかしちゃって、 可愛くなっちゃって 手、握られてたわよ 嘘つかないでもらえます？！ やだぁ、ムキに、なっちゃってぇ アキナ んだょ、女、さらってくなよな！ ちわっす 飯食ったら行きますから いーよ、みんな、こっちに来ちまってるぜ へ？ カウンター、いつも、ガラガラなのに お前らうぜー、テーブル行けや！ マスターに怒られたんだ だって、メニューに無いもの食うときはカウンターにしろって…… 特別だ！ おっ！ やったぁ、豚の角煮だぜ！ きゃー、久々ね 俺の夜食だ、持ってけ！ ありがと、マスター けっ！ ぁは、睨まれちゃったょ ありがとう、無理させちゃってごめんなさい かまわねーよ、アキナ んだよ、この態度の差は…… 髭面の、おっさんの笑顔…… キモイよ あら、ノブが、妬いてるよぅ アキナ人気あるものねぇ 昔からじゃん 料理を持って、テーブル席に移動したんだ 昔より人気あるわよね そうね、昔は安かったものね 安いとか言わないでもらえます？！ 自分でも、言ってたじゃない ほら、ノブの、前では嫌なのよ あ、そっかぁ、 楽しんでやがるな、 このお姉さま方 …………… 前へ |次へ |
|
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |