《MUMEI》

小さい頃、両親に聞かされた”コトバ”。

ー”光があるから影があり、影があるから光が際立つ”ー

その”コトバ”の意味が今なら理解できる。

あの方を護るのが自分の役目。
その為なら命を捨てる。

光は貴方なのだ、と。自分は貴方を護る影として生きる。

貴方と瓜二つの容姿を持つ自分の唯一の特権。

自分が死んだ時、誰が悲しむだろう。
代役などたくさん居るのだから。

* * * * *
体が…重い。

戦でこれ程の深手を負ったのだ………
そう長くはないだろう。
万が一生き残ったとして、ロクに動ける体では無くなるだろう。

それならこのまま死んだ方がマシだ。
影としての存在価値を失った自分は必要とはされなくなるだろうから。

「………生きているか!?」

懐かしい声音。
親愛なる我が主。

重い瞼を開けると主の顔が間近にあった。

「よかった……」

安堵の笑みを浮かべる。

「何………故、ここに……?」

「囮部隊が奇襲されたって聞いて、飛んできた。」

「囮の任務は果たしました…………」

微かに笑みを浮かべる。
すると、主の顔は険しくなって……

「馬鹿野郎……!」

突然の接吻に驚く。
何をやっているんだ、この人は。

「任務に忠実なのはいいが、命は大切にしろよ。」

「すいません……」

怒られたので一応謝る。
謝る理由は……見当たらないが。

「応急手当てだけ済ませて医者に見せないとな。」

素早い手つきで応急手当てをして自分は陣へと運ばれた。


最愛なる貴方へ

ずっと変わらず”光”で居てください。

自分は貴方の背を追いかけ続ける”影”で居続ける為に。

* * * * *
眠い…………何日連続でこんな時間まで起きてるんだろう。。。

その上話はシリアス……途中から意味不明になり、諦めるという…

おやすみなさい!(寝落ちしないとかマジ奇跡w)如月雛菊でしたー♪

長っw

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