《MUMEI》 あの戦いで全身に傷を負った自分は影武者の役目を解かれた。 「はぁ……」 やることも無く、自室の布団の中でただただ毎日が過ぎていく。 あの奇襲が主のいる本隊でなくて良かった。 今日も仕事を与えられず、城の中の与えられた部屋で一日を過ごす。 「暇なら俺の仕事、手伝ってくれよ」 いつの間に進入していたのか、主が布団の横に座っていた。 「どうか、なされたのですか?」 「いや、用事はないんだが……」 「なら仕事してください。」 「冷てぇな。ちょっと仕事手伝ってもらおうと…」 「自分は体が自由に動かせませんから……」 「だよな。仕事魔のお前が仕事してないと禁断症状起こしてるかと思ったんだが……そうでもなかったか。」 「失礼ですね。」 「俺があんまり来ないからイラついてるとか?」 「………否定は…しませんが」 「まぁ今日の仕事は終わらしてあるから幾らでもここに居れるからな。」 「……ありがとうございます。」 「礼を言うのはこっちだ。あの時囮が居なかったら死んでたかもしれないしな。」 「……!」 「つー訳でこれからもよろしくな。」 ニコリと微笑む主に自分は頷くことしか出来なかった。 ー了ー * * * * * 長かった。。。 君主×影武者はこれにて完結です。 オチ微妙… これでは駄目だ!と思ったんですが……←思っただけ。 では次回は新シリーズ作ります!! もう深夜1時か…如月雛菊でした♪ 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |