《MUMEI》

イズミさんからメールが来たんだ

少し遅れるって

……三時間ぐらい遅れるかもね、
お昼食べちゃおうよ

アキナが、言ったんだ

なんで3時間なの?

ラブホかもよ

俺らも行く?

そんなにしたいの?

………うん

クスッ、我慢してようよ、
帰ったらたくさんしよう、なんかねぇ、ドキドキしてたいの

アキナ、少しエッチな顔して言ったんだよね

ファミレスで、飯食ってるとき

その服、お姉さんが揃えたの?

あ、うん、着替え持ってこなかったからさ、

下着も?

そうだよ

洗濯物は?

洗ってくれるって……

一人でしたパンツ、お姉さんにあげたんだ?

へ?

昔から見てたみたいだよ、
匂いがする、とかさ、

そ、そうなの?!

旦那さんも知ってたよ、
結婚するときに話してあるんだって

え?!

話すって、普通なら引かれちゃたり、
それが原因で終わっちゃったりするけど、
乗り越えられたら強くなるよね?

………うん、そうだね

お姉さんからメール来たよ、約束したんだね?

ムチャな条件出してね

旦那さんは、一度だけ、
それが条件でOKしたって

え?!

…………ノブ、旦那さんのことナメ過ぎよ、
本当に大好きなんだよ、
お姉さんのこと

なおさら、出来ないよ

……………そうだね

アキナ、少し困った顔して、そう言ったんだ

…………

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫