《MUMEI》

……凄すぎるよ、ミカさん

俺に、そこまで話しちゃっていいの?

ノブが居る前でだと、話せるかな、
二人きりだと変な方向の喧嘩になりそうだもの

興味本位で聞いたら、ダメだよね?

いいよ、ノブが興奮するなら話してあげる、
誰かは泣くかな?
それとも、怒るかな?

腹はくくったけどよ、
なんだ、わりと、痛いもんだな

痛いのは好きだからでしょ?
自分のプライドみたいなのもあるけどさ、

ノブ、お前もそういうの乗り越えたんだよな?
俺もききてーや、
自宅の玄関の前で寝てた話しをよ……

ノブもそれかな?
私に聞きたいこと

うん、
言葉悪いけどね、俺、やらしい女の子好きなんだ、
ヤリマン大好きかも、
けど、自分の女にしたら、もう、して欲しくないけどね

…………名前も何も知らない男とだからね、
カバンの中の免許証でも見て、送り届けてくれたんだろうけど、
たぶん、飲んでるとき、薬もられた
あんなに酔うなんて、変だもの、
一人じゃないと思う、
精液の匂い、一人じゃなかった、
やられたわよ、しっかり中にね
アナルもよ、
完全にオモチャにされたと思うわ

ちっ、なんだかなぁ、
腹立つのによ……

新田さん、俺もそうだよ
たぶん、アキナを、犯した奴ら
アキナの、体に夢中だったはずだよ
腹立つけど、興奮もしちゃうよ
だってさ、ヤラシイ、アキナも好きだしさ、
けど、無理矢理は女性はさ、
でもね、男はしてみたいことのひとつかも知んないね

ノブ………強いな

強くないよ、
アキナが、いるからだよ
向き合えてるから、先に進めるんだ
同情されるより、興奮してって、言ってたし
過去の事だしね

それって、ノブが半分背負ってくれてるからよね?
じゃなきゃ、女は

ほら、ミカさん女捨ててないじゃん、
強がってただけでしょ?

生意気よ!

ぁは、妄想しちゃおう
ツルツルのミカさんを

な、なによぅ

ねぇ、アソコはパックリ?
それともモリマン?

ミカ、お前赤くなんのか?

うっせぇな!

へ〜ぇ、ノブには赤くなるのかよ、
ノブ、ミカのはよ、縦長の割れ目でよ、
下付きなんだよ、穴はよ
締りは悪くねーぜ、やりまくってる割にはよ

新田さんが、叩かれてたんだ
頬を、ほぼフルスイングでね

新田さん、痛い筈なのに、笑ってた、ひっぱたいたミカさんは、自分の手を痛がって押さえてた

やらしい女もありだよな、
俺だけを見てくれるなら、そんなのもアリだな

ミカさん、あんな照れた顔もするんだなぁ
おっかない人なんだけどさ、
………イズミさんぐらい、胸あるよなぁ
腰はイズミさんの方が細いけど

口で逝かせられない男はいないって、
自信たっぷりなんだなぁ

経験豊富な女の人も、色っぽいよなぁ

アンタだけか、アンタはそこまで私を愛せるの?
ヤリマンの私を………

言葉じゃ信じらんねーだろ?……見てろよ、
俺を近くでよ

カッコイイ、新田さん

そう、見てやろうじゃない、
けどね、ノブが求めてきたら寝るわよ

んだよ、それ

ノブに、認められるっての、
ステータスなのよ
イズミですら、そうなんだものね

ちっ、モテやがって、ムカツク

なんで、俺が睨まれんの?

……………

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫