《MUMEI》
沈黙がうるさくて
でも 全然
きらいじゃない沈黙
「槙村が」
いきなりの言葉に、びくっと肩が鳴った
「いいなら、俺、本当に看病していくよ」
夢みたいだ
この人が、私の看病をするって
「…じゃあ、お願いする」
ばか
断れるわけないだろ
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