《MUMEI》
陸の上の魚
 
”挿れてください“

切ない表情で、そう陽菜が懇願してた相手は、真鍋だったかも知れないのに…。

あそこで本能丸出しにして、襲っちゃえば陽菜はもっと……




──…もっと……

僕にお願いするより、もっともっといい表情で、お願い…してたのかな…。




まだ、僕が見たことない表情…見せてたのかな…。













はは…。
ムカつく…。

真鍋も。陽菜も…。

「いっぱいおかしくなろうね?」

陽菜の両膝を掴んで僕は、陽菜の体内に一気に侵入した。

「い゙あぁぁあ゙ああぁぁッッ!!!!!!!!!!」

目を見開き、悲鳴を上げた陽菜は電器マッサージ機を手から放し、僕の両腕を掴んだ。

「ねぇ、なにやってんの?僕オナニーやめていいなんて言ってないよ?」

陽菜の横に転がった電器マッサージ機を手に取り、花芯に宛てた。

「きゃあぁぁああぁあぁぁッッ!!!!!!!!」

陽菜が絶叫した。それと同時に、陽菜の膣が今までにないくらいの強さで、僕を締め付ける。

「ぅあ…っ、ぅ…ごめ…っ…」

もう殆ど言葉になっていなかったけど、微かに動く唇の形で、陽菜が”ごめんなさい“と言っているのがわかった。

「ごめんなさいじゃないでしょ?僕は陽菜のお願い聞いてあげたんだから。ありがとうございますって言ってごらん?」

「…ぁ…あ」

息を荒くした陽菜が僕の目を見たかと思うと、陽菜の体内が一瞬広がった。
そしてそれは、陽菜の悲鳴と共に一気に縮まり、また僕を強く締め付けた。

「いやぁああぁぁッ!!!!!!も…もぅ…や……ぁあぁあああッ!!!!!!」

「もうやめて?もう嫌?どっち?」

お尻に刺さった尻尾を勢いよく引き抜き、一気に奥まで差し込んだ。

「ひぁぁああぁぁッ!!!!!!」

「ねぇ…どっち?」

聞きながら尻尾を出し入れすると陽菜は、声にならない悲鳴を上げながら痙攣し、体液を撒き散らした。

「すごいね、陽菜…もう何回イッてる?」

「…ぁ…あ…」

口をパクパクさせる陽菜の目は、接点が合ってなくて、陸にあげられた瀕死の魚みたいに見える。

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