《MUMEI》

あ れ






「楓いるんでしょー洗濯やった?おーい返事しろよぉ」







これ、俺 マズイんじゃ








リビングに近付いてくる







どうしよう 隠れて――――…









隠れて どうする









ガチャ







リビングのドアを開けると、槙村の母とすぐに目があった








「…へぇ、あいつ。私がいないとこで勝手に人をあげたんだ。ふぅん」








「こんにちは。それは違います。俺が勝手にあがったんです。」






母親の顔が 歪みながらわらっている









なんだろう







こわい






「まぁ、どうでもいいけど。あんた、楓のカレシ?体の関係は?」













「無いです!……ただの、友達です」







「なんだ、残念」

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