《MUMEI》 ?「……!…ま!シド様!起きてください!」 「……ん?ロイド?」 ロ「ん?じゃない。人にお菓子作らせといて寝 るとかないだろ」 「……ゼリー」 ロ「はぁ……疲れてるからバリの実(見た目はバ ナナで味はリンゴ)で作ったゼリーだよ。食べ るんだろ?」 「勿論。後、ため口。罰ゲーム」 ロ「ため口で良いと言いませんでしたか!?」 スッキリとしたバリの味が疲れたからだには丁 度良くあっという間に完食した。 「ご馳走さん。上手かったぞ」 ロ「そう言って頂かれて作ったかいがあります ね」 「だから次はもっとスゴいやつ期待してるぞ」 ロ「……え」 時計を見れば12時を過ぎていた。もう一度寝 ようとしたがロイドが邪魔をする。 ロ「あぁ、こんなところで寝ないで、ベットに 寝て下さい!」 「うるさい」 ロ「……はぁ、仕方ないですね。失礼」 「うぐ、ん」 ロ「相も変わらず軽いですね」 「……」 ロ「寝るの早っ……相当疲れていたのか」 ロイドに抱き抱えられ(姫抱き)ているのに気付 いてない俺は意識を飛ばした。そんな俺をロイ ドはベットに運び、優しげに見つめ静かに部屋 を出ていった。 前へ |次へ |
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