《MUMEI》

『生まれ変わりって信じる?』

『はぁ?んー、多少は信じる……かな。』

『そっか。』

『何が言いたいんだ?』

『また生まれ変わっても会えるといいね』

ー時は過ぎてー

とある町、学校の制服を着て帰り道を急ぐ。
何故かというと買い物を頼まれていたから。

前世での記憶が何故か僕には残っている。

魔法が使えて、旅をしていたこと。
旅先で立ち寄った村で剣士に出会って

恋をしていたこと。

村を救うため命を捨てた自分に駆け寄ってきてくれたこと。

曲がり角で人にぶつかった。
ごめんなさい、と顔を上げると懐かしい感じがした。

ぶつかった相手は紛れもなく、前世の記憶の中にある彼そのものだった。

彼も驚いた表情でこちらを見ている。

もしかして彼も前世の記憶があるのか?

「お前………」

「また、会えたね。」

彼の目から涙が溢れだす。

「なん、で……あの時…あんな、魔法なんか……」

「君を守る為にはそれしか方法が無かった。ごめんね。」

そっと抱きしめると彼も同じ力で抱きしめ返してくれた。

「前世から君が、君だけが大好きだったよ。」

「俺も。また会えて………よかった。大好き。」

ーいつの時代でも僕らは一緒。ー

ー完ー
* * * * *
終わりましたー
こういう話なんかすぐネタ浮かぶことに今更気づく……

要望あれば続きを…………。←

読んでくださり、感謝感激です。
これからも精進致します。

ありがとうございました。
如月雛菊でした。

ネタ浮かんだら来ますー。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫