《MUMEI》 うぅ…連れてこいって言ったってどう誘えばいいんだろう 今日家に遊びに来ない? うーん…それとも 勉強教えてもらいたいな♪だから、家に来ない? これが自然か? と、考えながら教室に向かう いや、いっそのこと友達と…みたいな 「お、おはよー…」 「うん、おはよ」 挨拶されたので挨拶を返す 「ちょっ…前、前っ!」 「うん……そーだね」 ガシッ 腕を掴まれる 「ひゃあっ」 振り返ると愁がいた 「あぁぁぁぁ しゅ、愁君おはよぉ」 「さっきも挨拶したよ」 「え、あれ?そーだっけ?ごめん」 「ったく、何考えてたんだよ」 「あ…それは〜」 皐は誤魔化す。 今すぐここから立ち去りたい!! 「あのさ…昨日の告白…」 「あ、えっと…あの」 「冗談でやったことだから気にしないで」 「え…?」 冗談…嘘 ドンッと愁の体を押す 「……バカッ」 泣くのは我慢した。目に涙を貯めた 皐は逃げるように走り去った 「ぁ…また泣かせちゃったかも」 でも、なんでだ?昨日泣いた意味も今の辛そうな表情も…よくわからなかった 「ぅわーどうしよう…」 愁は頭を抱えた やっぱ謝るべきだよな… 前へ |次へ |
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