《MUMEI》

ならば

背負おう

そして

生きよう


他者を犠牲にし

生きて

その命の上で

彼らのことを

想おう

願おう

その人生に

意義があったこと

充足していたこと

――幸福であったこと


なぁ

これでいいよな?

「………」

その時

彼らが

微笑んだ気がした

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