《MUMEI》

コーヒーと一緒に出されたものは一見チョコマ
フィンのように見えたが食べてみると中からベ
リーソースがあふれてとても美味しかった。


「……これはお前が考えたのか?」
ジ「はい。どうでしょうか?」
「凄いなこれを考え付くとは……ん?ああ勿論
美味しいよ。新商品にいいだろう」
ジ「ほ、本当ですか!!」
ク「美味しそうね、私のはないの?」
ジ「仕方ないですね」


チリンチリーン


ロ「シド様やはりここにいましたね!!」
「ち、見つかったか」
ロ「戻りますよ。まったく逃げ出すのもホドホ
ドにしてください。探す身にもなってください」
「では次から言ってから抜け出せば悪くないん
だな」
ロ「違います!逃げ出すこと事態悪いんです!!」
「少し静かにしろ。店の者に迷惑だ」
ロ「あ、これは失礼を」
「騒がしくしてすまなかったなジオ、クラウデ
ィア」
ジ「いえ、いいんですよ」
ク「シド様も相変わらずですね」


そんな日常が「ジオーズ・カフェ」で度々起こ
り、周りの者はそれを見て平和だと感じていた。

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