《MUMEI》

俺は一国の皇帝だからと丁重に断った。その時、
自分が23歳だと言えば帝国の者以外からは叫
ばれ、穴があくかと思うくらい見られた。だが
それが裏目に出てしまった。


ガ「ならば、娘を嫁にやろう!」
「……はああぁぁ!?」


今度は娘と丁度い
いと嫁を勧められた。ロイドが入ってなんとか
落ち着いたがまだ諦めてはいないようだった。


その日は城に泊まり、次の朝に早急に帝国へ戻
る事にした。


「いないな?」
ロ「はい、おりません」


ガラノス王に気に入られてからストーカーのよ
うに行くとこ全てに着いてこられ、自国の良い
所、娘自慢を話されその度に国に誘われ、それが帝国の者全てに話をしている
ため帝国の者達はかなり精神、体力共に疲労し
ていた。たった一日でだ。


「よし、行くぞ!」
ガ「帰るのか?」
「ヒィッ!?」
ガ「なんだ帰るなら教えて欲しかったのだが。
これでは準備が……」
「準備?」
ガ「勿論帝国に遊びに……」
「帰るぞ」
帝国軍「「「はい!」」」
?「それは待って下され」
「イビルニード国王?」
王「実は……いや、これは儂が伝えるのものぅ。
イオル」
イ「はい、実は私達の婚儀は中途半端に終わっ
てしまったため、急遽明日にやり直す事になっ
たんです。ディオマティス皇帝に是非参列して
いただきたいのです」
フ「お願いします」
「え、明日?で、出来れば今日に…」
王「それでは準備が出来ず早くてもやはり明日
に」
「じゃ、じゃあ……」
ガ「ふむ、では今日は私と一日お話しようでは
ないか!」
「う、嘘だろ――――!!!」

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