《MUMEI》

ロ「流石に一週間近く国をあけたままではいけ
ないのですから」
王「確かに。出来ればまだいて欲しかったので
すが仕方ありませんね」
ガ「私も行きたかったが家臣に戻るよう言われ
てしまってな」
「さっさと国に戻れ。二度と来るな」
ガ「テレるなテレるな」
「……」イラッ
ロ「相手をしていたらキリがありません。シド
様行きましょう」
「そうだな。国王、イオル王子、フィオナ姫こ
れで失礼する」
ガ「私にはないのか?」


ガラノス王を無視して馬車に乗り込み、馬車ご
と帝国に転移した。やっと帰れると安心した俺
達は驚いた。城の中には様々な国の馬車とそれ
ぞれの姫で一杯だった。


一難差ってまた一難。このことによりロイドは
シドのイライラ解消に使われるようになってい
くのだった。

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