《MUMEI》 俺はその後クロードの処方薬を飲み熱は下がっ たが体力や精神的にも休むべきだとベットに押 し込められた。 「もう動けるのに……」 ロ「不貞腐れてないでちゃんと休んでください」 ゼ「ロイド、追加届いたぞ」 入ってきたゼス筆頭に兵の腕には綺麗にラッピ ングされた箱や袋、花束で一杯だった。 ロ「こちらがまだ空いてますからここに運んで ください」 ゼ「分かった。おーいこっちだ!」 ロ「また見舞いの品が増えましたね」 「心配してくれたみたいだがここまでくると整 理が大変だな」 既に自室は国中から届いた贈り物で部屋の三分 の二は埋まり、他国からの物は別室に置かれて いるがそこもほぼ埋め尽くされていた。 「花一本でも贈られれば嬉しいものだな」 ロ「シド様は国中から慕われていますからね。 物だけでなく手紙や書状も多数送られてきまし たから」 「イビルニードからは大規模な復活祈願をする とあったのは驚いたな」 ロ「イビルニード王も病から復活され、元気に なったのは良いことですがね」 ク「失礼しますよ。おや、また増えましたね」 クロードは仕事用のカバンを持って入ってきた。 山のように積み重なった贈り物に驚いていた。 「クロードか、何だ?」 ク「薬をお持ちしました」 「薬?もう熱は下がったんだろ?」 ク「ええ、熱は下がりました。お持ちしたのは 体力回復に効く薬です」 前へ |次へ |
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